2023年2月17日(金)より、やくも4・5・20・21号にて運転開始された「スーパーやくも」塗装編成。最初の3日間は紫色4両編成、その後2月20日(月)〜3月15日(水)は2・3号車に通常のゆったりやくも塗装を挟んだ混結編成で運転され、3月16日(木)からは6両全編成が紫色の塗装で運転される。*1
中でも、パノラマ型グリーン車が先頭となり運転される下り列車の中で、全区間で明るい時間帯に運転されるのが「やくも5号」だ。岡山を9:05に発車し、終点の出雲市には12:08に到着する。
2023年3月のダイヤ改正前では、出雲市駅到着直後に上り特急スーパーおき2号が並ぶ。スーパーおき2号の発車後、やくも号の方も比較的すぐに西出雲方面に回送される。他の時間帯では上り始発やくも号入線・やくも2編成が出雲市駅(の中線)に並んだ後に回送されるパターンが多いが、少なくとも現ダイヤではやくも5号に関してはやや早めの回送となっている。
なお、スーパーおき2号はダイヤ改正後は運転時刻が約20分繰り上げとなるため、出雲市駅でキハ187系とスーパーやくも塗装が並ぶのは今だけである。
直後の出雲市12:18発浜田行き普通列車に乗車すると、西出雲駅横の線路にスーパーやくも編成が停車しているのが見られる。(このとき上りホームには、通常のゆったりやくも塗装のやくも18号が待機している。)
普通列車発車後、さらに上りホームに始発の米子行き普通列車が入線した上で、やくも5号は車両基地にいったん回送され、しばらくして折り返しやくも20号として始発の出雲市駅に向かう。
2・3号車がゆったりやくも編成混結の状態は3月15日で終了となり、3月16日には6両すべてが紫色のスーパーやくも塗装化される。そして3月18日にはダイヤ改正を控えており、やくも5号は引き続きスーパーやくも塗装で運転され、やくも5号自体の運転時刻にはあまり変化がないものの、スーパーおき2号とは出雲市駅到着前に(おそらく荘原で)すれ違っているなど、若干景色が異なってくる部分はある。西出雲方面への回送時刻が変化するかなど、引き続き「やくも5号」という列車は特に追い続けたい。
*1:381 系特急「やくも」リバイバル企画【第2弾】について(JR西日本 2022/12/14)