相鉄・東急直通開始から早2ヶ月以上が経過した。特に相鉄線の運行形態は大きく変わったが、一番変化したのはある意味では相鉄いずみ野線と言える。JR直通列車は湘南台方面には運転されないため、上り列車は原則として横浜行きであったが、日中は東急東横線、朝夕は一部それに加え東急目黒線方面へと向かう列車も直通するようになった。
東急方面への運転頻度は、日中は東横線方面への直通列車(和光市行き、東武東上線川越市行きなど)が3本に1本(30分に1本)走るが、朝夕はタイミングによって変化し、3本連続で東急直通というようなタイミングも朝夕共に存在する。夜間であれば、最初の画像のように二俣川止まりの列車も挟んで4本連続で横浜行き以外の列車が走ることすらある。
朝ラッシュ時には平日でも2回ほど東急方面3連続がある。湘南台6:39発各停横浜行き〜7:02発通勤急行横浜行き、7:28発通勤急行横浜行き*1〜7:47発通勤急行横浜行き、の間にそれぞれ東急直通が3本入る。本線方面から横浜へは15分に2本程度の優等列車が確実に確保されているのと比べると、東急直通開始の影響度合いが大きく出ている面と言えるだろう。
一方で日中や夜間に関しては、東急直通だらけになることの影響は比較的少ないとは思われる。夜間はそもそもいずみ野線上りの乗客が極端に少ないというのもあるが、元々いずみ野線直通列車は各駅停車が多く、二俣川で優等列車の横浜行きに乗り換えるパターンがある程度定着しているためだ。夜間に関しては、どちらかというと「東急(都心)方面からの(いずみ野線)直通列車が確保されている」という視点の方が重要だろうか。
それはそれとして、タイミング次第では本当に行き先の多彩さが目立つようになったのが今回の改正である。横浜方面への本数確保が本線ほど保証されていないという意味で、いずみ野線の行先表示板はタイミング次第で羽沢横浜国大の次くらいにカオスな状況になると言える。