【ばたでん#3】JR出雲市駅の目の前!一畑電車の入り口「電鉄出雲市駅」

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島根県松江市から出雲市にかけて、宍道湖の北側を走る「一畑電車」(通称・ばたでん)。

そんな一畑電車に乗るためにJRから一番アクセスしやすいのは、JR出雲市駅からほぼ目の前にある「電鉄出雲市」駅であろう。特急やくも号や寝台特急サンライズ出雲号、WEST EXPRESS 銀河号などで到着してから、直接あるいは駅周辺のホテルやコインロッカーに荷物を置いた後、すぐに乗車することができる。

本記事では、そんな一畑電鉄電鉄出雲市駅について紹介するとともに、一畑電車の運賃・ダイヤ・車両の概要にも簡単に触れてみたい。

JR出雲市駅1・2番線ホームから眺めた、一畑電車電鉄出雲市駅高架ホーム 目の前に位置するが、乗り換えは一旦地上に降りる必要がある
JR出雲市駅1・2番線ホームから眺めた、一畑電車電鉄出雲市駅高架ホーム 目の前に位置するが、乗り換えは一旦地上に降りる必要がある
JR出雲市駅1・2番線ホームから眺めた、一畑電車電鉄出雲市駅高架ホーム
目の前に位置するが、乗り換えは一旦地上に降りる必要がある

JR出雲市駅・電鉄出雲市駅いずれも現在は高架駅*1である。一畑の駅の方は、ステンドグラスのような半透明の壁に覆われているのが特徴である。

なお2つの高架駅は直接的には繋がっておらず、乗り換えには一旦地上を経由する必要がある。

JR出雲市駅側から見た電鉄出雲市駅の外観(2020/10/17)

JR出雲市駅側から見た電鉄出雲市駅の外観(2020/10/17)

JR出雲市駅の改札から一畑電車電鉄出雲市駅の駅舎へは、JR出雲市駅の北口から右に向かって徒歩1分程度で到達できる。あるいは、高架下の商業施設を経由して往来することもできる。なお現実的な乗り換え時間としては、最低でも5〜10分以上は想定しておいた方が良いだろう。

電鉄出雲市駅の駅舎内(2020/10/17)

電鉄出雲市駅の駅舎内(2020/10/17)

電鉄出雲市駅の駅舎内には、有人の切符売り場の他に待合室としての椅子、コインロッカー、トイレなどが備わっている。

一畑電車の路線・運賃(電鉄出雲市駅の運賃表)(2020/9/11)

一畑電車の路線・運賃(電鉄出雲市駅の運賃表)(2020/9/11)

券売機には、一畑電車の路線図および運賃が掲示されている。

(2019年10月以降)電鉄出雲市駅から出雲大社前駅へは(大人片道)500円、松江しんじ湖温泉駅へは700円などとなっている。初乗りは170円だが、中距離の乗車で値段がやや大きく上がるような運賃体系である。

切符はあらかじめ往復で買うこともできるほか、(距離にもよるが)1日で3回以上乗車する場合には1600円の「1日フリー乗車券」を購入するのも手である。

電鉄出雲市駅に掲示されている電鉄出雲市駅の発時刻表(平日/土休日)(2020/9/12)

電鉄出雲市駅掲示されている電鉄出雲市駅の発時刻表(平日/土休日)(2020/9/12)

入り口から正面には、電鉄出雲市駅の発車時刻表が掲示されている。平日と土休日で若干ダイヤが変わっている。

電鉄出雲市駅を発着する列車は概ね1時間(弱)に1本程度で、キリの良いパターンにはなっていないので予め時刻をよく調べておく必要はあるだろう。また、ほとんどが松江しんじ湖温泉駅へ直通する列車(川跡駅出雲大社前行きに接続)だが、土休日の日中の列車は川跡駅止まり(一部列車を除いて川跡駅松江しんじ湖温泉行き・出雲大社前行きに接続)となっている。また、平日朝には松江しんじ湖温泉行きの特急(スーパーライナー)、土休日日中には出雲大社前行きの特急が設定されている。(このほか、電鉄出雲市駅着の列車として平日夕方に松江からの急行、土休日の昼過ぎに出雲大社前からの特急が走っている。)

電鉄出雲市駅の改札からホームに上がる階段に掲示されているデハニ50形の写真(2020/10/17)

電鉄出雲市駅の改札からホームに上がる階段に掲示されているデハニ50形の写真(2020/10/17)

列車発車の10分ほど前から、改札内に入場することができる。

改札を入ると、ホーム階へと上がる階段(とエレベーター)がある。階段の側面には、かつて一畑電車を走っており現在は出雲大社前駅で展示されている「デハニ50形」の写真が掲示されている。

電鉄出雲市2番線に停車中の7003号(+7004号)特急出雲大社前行き(2020/9/12) 奥の1番線には元東急車の1002号普通川跡行きも停車中

電鉄出雲市2番線に停車中の7003号(+7004号)特急出雲大社前行き(2020/9/12)
奥の1番線には元東急車の1002号普通川跡行きも停車中

ホームは1面2線となっており、階段すぐ目の前が2番線、奥が1番線となっている。大抵の場合は2番線が利用されるが、一部列車本数が多めの時間帯などには両方のホームに列車が入線することもある。

2番線には最大4両編成まで入線が可能で、平日朝のスーパーライナーは3〜4両編成のため2番線に入線する。

電鉄出雲市駅の横を走り抜けるキハ47系普通米子行き(2020/10/17)
電鉄出雲市駅の横を走り抜けるキハ47系普通米子行き(2020/10/17)
電鉄出雲市駅の横を走り抜けるキハ47系普通米子行き(2020/10/17)

JR山陰本線の線路がすぐ横にあるため、タイミング次第ではすぐ横の出雲市駅を発着する列車を眺めることもできる。

電鉄出雲市駅に到着した元京王車2104号(2007/9/1)
電鉄出雲市駅に到着した元東急車1002号(2020/10/17)
電鉄出雲市駅に到着した元京王車2104号(2007/9/1)、元東急車1002号(2020/10/17)
2104号は一時期のしまねっこ号ラッピングを経て現在はオレンジ色で運転されている
電鉄出雲市駅2番線に停車中の元南海車3006号(2012/2/21)
電鉄出雲市駅2番線に停車中の元東急車1003号(2019/10/20)
電鉄出雲市駅2番線に停車中の元南海車3006号(2012/2/21)、元東急車1003号(2019/10/20)
元南海21000系の一畑3000系は2017年1月に完全引退となっている

高架化からまもなく20年経つ電鉄出雲市駅だが、当時から一部案内表示等や入線する編成・塗装等が変わりつつも、大まかな雰囲気はほぼ変わっていないと言える。

出雲市に立ち寄った際には、是非この電鉄出雲市駅から出雲大社や松江・宍道湖方面などへ足を伸ばしてみてはいかがだろうか。鉄道ファンなら特に、元京王車や元東急車、あるいは完全一畑オリジナルな7000系などの車両を楽しむこともできるかもしれない。

*1:JRは1998年3月、一畑は2000年12月に高架化された。なお、電鉄出雲市駅一畑電車唯一の高架駅である。