一畑電車には過去に大手私鉄で活躍していた車両が多く在籍しており、その中でも元京王の現役車両は多い。その中でも元京王5000系の一畑2100系「2101号+2111号」の編成は、2012年から2018年まで京王電鉄時代の塗装となっていた。
2111号、2101号では車両のデザインが若干異なっていたりもした。2111号には、京王でも初期の頃に見られた「ヒゲ」のラインが残っているのが写真を見ると分かる。
京王塗装は6年ほどの間だったが、過去に京王を利用していた乗客にとっては特に懐かしいものだったかもしれない。
なお2101号+2111号も現在は、映画RAILWAYSでも使用されたデハニ50形をイメージしたオレンジ色主体の塗装に変化している。一畑1000系(元東急)のうち2編成や2104号+2114号もオレンジ色の塗装に変化しており、どちらかといえば塗装が統一される動向にはあるようだ。
ちなみに1994年の一畑導入時から2012年頃までの長い間は、2100系はどの編成も黄色ベース+白+青(扉)という配色であった。ちなみに元南海21000系の一畑3000系(2017年引退済み)も同様の塗装であった。