その0(伊豆高原駅ホーム編)、その1(河津駅ホーム編)、その2(河津駅前の歩行者天国)、その3(河津川を渡る列車編)に引き続き、本年2月に河津桜を見に行った時の写真を紹介する。ひとまずの最終回である今回は、2月22日に一旦河津駅を離れて訪れた、片瀬白田駅から徒歩5分ほどの位置にある白田川河口で撮影した写真を紹介する。
片瀬白田駅での下車
片瀬白田駅には、普通列車のみが停車する。各種特急、あるいは河津桜の時期に臨時運転される快速河津桜号も通過するので、片瀬白田に向かう際には普通列車で向かう必要がある。
白田川河口へ
白田川の河口は、片瀬白田駅から北の方向(伊豆熱川方面)に徒歩5分程度の場所にある。海岸線沿いを走り車窓から伊豆大島などの島々が見える絶景区間の片瀬白田-伊豆稲取間とは逆側にあたる。
列車内から車窓を眺めた時、海へと注ぐ川の風景自体も良かった他、特にこの時期は川沿いに咲く河津桜との組み合わせでさらに良い眺めとなっていた。そこで、この機会に現地に赴いてみることにした。
251系スーパービュー踊り子8号(山側から撮影)
1列車目、このとき運転終了を1ヶ月後に控えていたスーパービュー踊り子号を撮影した。
比較的近距離での撮影となったが、先頭2階建て10号車・満開の河津桜・白田川が同時に写る写真を撮影することができた。
なお橋の手前側には歩道橋があり、より至近距離で列車を見ることも可能になっている場所である。
この位置から去り際の列車を撮影すると、桜が画角に入らないことや電柱等が多く入ることに後から気づいたものの、少なくとも単に橋を渡る列車を眺める分には絶好のスポットであった。
8000系快速河津桜号(海側から撮影)
2列車目、伊豆急行8000系が用いられた臨時快速・河津桜号を撮影した。8000系にしては珍しく、片瀬白田駅を通過する列車であった。
今度は線路を挟んで海側に移動して撮影することにした。やはり比較的近距離で電線等の入る場所での撮影となったが、より確実に桜が入る位置ではあった。
まずは片瀬白田駅側から向かってくる車両を撮影。
車両の進行とともにカメラの向きも変え、鉄橋に差し掛かる車両を撮影。
外から車両を見た限り、海の方向を眺める乗客も見られつつ、この時期の最混雑列車(朝の下り・夕方の上り)に比べれば明らかに空いている、という乗車率であった。
最終的に、手前に桜・奥に去りゆく車両という構図での写真を撮影した。後ろ側の編成には「河津桜まつり」のヘッドマークがついていた。
白田川河口では、他の撮影者も計数名ほど見かけたものの、出店などもある河津駅周辺に比べれば明らかに人通り自体が少ない場所であった。
その頃また訪れられると確実には言い難い情勢であるが、来年2月の河津桜シーズンに伊豆を訪れることができた際には、この白田川河口(今度は少し遠目の位置や川の反対側)にも立ち寄ってサフィール踊り子号やE257系、引退間近になってるであろう185系などを撮影できたらと思う。