引退直前!E4系16両編成の定期列車「Maxとき321号・Maxたにがわ321号」

東京駅21番線に停車中のE4系Maxとき・Maxたにがわ321号新潟・ガーラ湯沢行き(2021/4/11)

東京駅21番線に停車中のE4系Maxとき・Maxたにがわ321号新潟・ガーラ湯沢行き(2021/4/11)

E4系新幹線の引退(通常運転終了)まであと1週間となった。

そんなE4系は8両編成が基本だが、2編成連結して16両編成で走ることもある。一昨年(2019年度)のダイヤと比べると16両で走る機会は格段に減っており、定期列車で16両編成が運転されるのは東京⇔高崎・越後湯沢間のみとなった。

Maxとき・Maxたにがわ321号は16両編成で運転(2021/4/11@東京駅構内)

Maxとき・Maxたにがわ321号は16両編成で運転(2021/4/11@東京駅構内)

そんな16両編成の定期列車のうち、日中の下り列車として比較的乗車しやすい時間に走るのが「Maxとき321号・Maxたにがわ321号」の連結列車である。東京12:40発、通過駅は熊谷・本庄早稲田のみで停車駅の多い「とき」だが、逆に珍しい非・各駅停車タイプの「たにがわ」でもある。後8両のMaxたにがわ321号は越後湯沢駅で切り離され、前8両のMaxとき321号のみが新潟まで運転される。

ガーラ湯沢駅1・2番線に停車中のE4系・E2系(2021/4/11)

ガーラ湯沢駅1・2番線に停車中のE4系E2系(2021/4/11)

なお冬季〜ゴールデンウィーク頃は、日程によってMaxたにがわ321号はガーラ湯沢行きとして運転されていた。終点のガーラ湯沢駅では、折り返し先に発車するE2系との並びを見ることができた。E2系と比べると、E4系の「高さ」は一目瞭然である。

Maxたにがわ号として単独で東京⇔ガーラ湯沢間で運転されることもあり、スキー客の大量輸送に一役買っていたE4系だが、来季のガーラ湯沢駅営業期間中にはもうE4系が入線することは無いと思うと寂しい限りである。

高崎駅12番線に到着するE4系(16両編成)Maxとき321号新潟行き・Maxたにがわ321号越後湯沢行き(2021/7/3)

高崎駅12番線に到着するE4系(16両編成)Maxとき321号新潟行き・Maxたにがわ321号越後湯沢行き(2021/7/3)

昨今の情勢による減便・減車方針以降、「16両編成」のE4系を楽しむにはうってつけの列車であったが、それ故に他のMaxと比べて混雑しやすかったり撮影者が多かったりする列車でもあった。

通常営業運転終了まで残り1週間、この週末や最終日10/1(金)を中心に特に注目の集まる列車の一つとなることは間違い無いが、最後まで無事安全に活躍し続けることを願いたい。