横須賀線・総武快速線を走るE217系、あるいはその後継のE235系は、最大11両+増結4両の計15両での運転となっている。逗子⇔千葉方面(成田空港・君津・上総一ノ宮)という広範囲において、長い15両編成の列車が運転されている。
そんな「15両」を一度に一眼で綺麗に見ることができた、という時の写真を何枚か紹介する。
対面式ホームである北鎌倉駅。ホーム長が15両と長い一方、(臨時改札を除けば)改札は鎌倉方先端側にしかない。鎌倉方にはホーム間を渡る踏切があるが、ここは停車中の15両編成の横須賀線や湘南新宿ラインの列車を一望できるアングルとなっている。ホームよりもやや低い位置から停車中の15両を一度に見渡せる、ある意味貴重な位置である。
総武快速線の錦糸町-千葉間では緩行線と複々線となっており、また直線区間も多い。緩行線ホームからは、快速停車駅・通過駅にかかわらず、長編成の列車が一直線に走り抜けていく姿がしばしば目にすることができる。
市川-本八幡間も一直線の線路とはなっているが、本八幡側に登るような形で若干の高低差がある。このような場所では、直線ながらも途中で上昇するような形で走る長編成の列車を眺めることができる。
横須賀線・総武快速線の15両編成の構造は、東海道線・上野東京ライン・湘南新宿ライン・常磐線中距離電車などの「基本10両+増結5両」とは違い「増結4両+基本11両」となっており、連結されている2階建てグリーン車も15両編成中の完全に中程(8・9両目)に位置している。実際に撮影してみると、そのあたりがなかなか興味深く感じられた。