横須賀線・総武快速線E235系のデビューを4日後に控えた今日この頃、現時点では横須賀線・総武快速線の車両は全てE217系で統一されている。
本記事では、E217系(とりわけ横須賀線内)と他の車両が並ぶ様子の写真を何枚か紹介してみたい。
横須賀線区間には、横須賀線・総武快速線の列車に加え、湘南新宿ラインの列車も走っている。湘南新宿ラインには、2004年以降はE231系が充当されてきたが、2015年の上野東京ライン開通時のダイヤ改正よりE233系も共通運用として充当されるようになり、横須賀線内でE217系と並ぶ姿が西大井-逗子間でよく見られるようになった。
横須賀線の線路は、品川駅や鶴見-大船間で東海道本線と並んでいる。そのため、東海道線を走る普通列車や特急列車と併走したりすれ違うことは非常によくある。
特急踊り子号として運転されてきた185系もE217系と並ぶことが非常によく見られたが、185系は定期特急列車としての運転は来春までとなる。E217系も含め、当たり前のようなこの光景が数年後には全て新車に置き換わっているのである。
185系に先立つ形で、スーパービュー踊り子号として運転されていた251系も今春既に引退している。この並びも約25年間は実現していた。
代わりにE261系(サフィール踊り子号)やE257系リニューアル車が伊豆方面の特急として運転され始めたが、それらの車両とE217系との並びもこの数年間のみとなる。
また横須賀線は、いくつかの区間で京急線と併走・交差する。特に横浜-鶴見間では、間に京浜東北線や東海道本線といった他のJR線の線路を挟んで、やや遠い位置を併走する区間がある。
京急の車両は赤(と白)を基調としながらも豊富な車両形式があるのに対し、横須賀線の普通列車は約20年の間1種類に統一されてきた。E235系がデビューすることによって、一時的に顔の種類が増えることになるが、側面はそこまで変化はないだろうか。
そして昨年から、横須賀線の武蔵小杉-西大井間、近い位置を走るという意味では(京急の生麦-)鶴見-新川崎-武蔵小杉間も含め、相鉄やJR埼京線の車両が乗り入れるようになった。相鉄12000系と横須賀線の並びも日常的なものとなったが、E217系という意味では数年で置き換わり、そのうち12000系とE235系の並びの方が日常となる。
なお相鉄と横須賀線自体は、元々横浜-西横浜間で比較的近い位置を併走していたりもする。今では非YNB塗装とE217系の並びもしばしば見られるが、数年後にはそれがすべてYNB塗装とE235系の並びになっていく。(ちなみに、E235系の顔の縁はYNB色に似ていないでもない気がする。)
最後に、ややぼやけた写真にはなるがE217系同士の並びを1枚。横須賀線区間では当然よく見られる光景だが、まもなくこの片方あるいは両方がE235系というシーンも見られるようになってくる。