2021年3月のダイヤ改正後、横須賀線・総武快速線の車両であるE217系が、東海道本線の湯河原駅の留置線に留置される機会が多くなっている。
E217系は、次々と投入されているE235系の置き換え対象であり、既に複数編成の引退・廃車回送が始まっている。
湯河原駅に留置されている車両は、必ずしも廃車回送待ちというわけではなく、検査前後や営業中の列車なども疎開されているようだ。この時留置されていたY-24編成(11両)およびY-144編成(4両)は、4/11以前および5/6以降に営業運転に就いている模様だ。
東海道線や湘南新宿ラインとして使用されるE231系やE233系とE217系との並びは、大船(あるいは逗子)以北でよく見られるが、湯河原でこの並びが見られるというのは新鮮であった。
ホーム反対側から。
ほぼホームに合わせて、4+11の15両編成が留置されている。
ほどなくすると、昨年運転開始し、先のダイヤ改正で統一されたばかりの「E257系」踊り子号が到着した。
この並びもまた大船以北などでたまに見られるが、東海道線の観光地でこの並びを見るのもまた不思議なものである。
なお引退前後の車両としては、湘南ライナーとしての定期運用を終えたばかりの全車2階建て車両・215系も、平塚駅付近に留置されていたり、またこの湯河原駅に疎開されることもあるそうだ。