JR横須賀線と京急各路線が並走したり立体交差したりする場所は何箇所かあるが、そのうちの一つが逗子駅および逗子・葉山駅付近にある。
京急逗子線の列車から逗子・葉山駅到着直前・発車直後に車窓を眺めるとその場所は分かりやすく、E217系の編成が留置されているのを確認することができる。
タイミングが良ければ、逗子駅から久里浜方面へと発着するE217系と、京急逗子線の列車がほぼ同時に立体交差する。京急逗子線の列車は多くは(エアポート急行のため)6〜8両編成、偶に4両編成であるのに対し、逗子以南に向かう横須賀線は、長くて11両編成・日中の一部列車は4両編成である。
E217系は最大15両編成であるが、この場所においては日中なら横須賀線側の方が短編成であることも珍しくなかったりするのが少し面白い。
横須賀線側は逗子以南に向かう列車が原則E217系で統一されているのに対し、京急は多様な形式の車両が走る。
E235系投入の過渡期、あるいは統一された頃には、この場所もまた違った景色になるのかもしれない。
ちなみにこの付近には、警報機・遮断機の無い第4種踏切「山の根踏切」が存在する。
大船方ほど列車本数は多くないものの、日中でも往復6本以上の運転や付属編成の出入庫があり、通行には細心の注意が必要である。