【小旅行記】夜の海芝浦駅を訪れてみた(2020/6/27)

鶴見駅中間改札付近に表示された発車標・土休日海芝浦行き最終は20:30発(2020/6/27)

鶴見駅中間改札付近に表示された発車標・土休日海芝浦行き最終は20:30発(2020/6/27)

先日フリーきっぷの類を利用した際、せっかくなので夜間にもう少し足を伸ばしてみたいと思い、暗い時間帯にはほとんど乗車したことがなかった鶴見線に赴いてみた。

今回訪れたのは、海が目の前にあることでも有名な「海芝浦」駅である。

鶴見駅鶴見線ホームに掲示されている、海芝浦駅ご利用案内

鶴見駅鶴見線ホームに掲示されている、海芝浦駅ご利用案内

海芝浦駅は海に囲まれた駅として有名であり、東芝の私有地にのみ隣接しているため外に出ることができない。その注意書きが、JR鶴見駅鶴見線専用改札にも大きく記されている。

鶴見駅3番線に停車中の205系更新車海芝浦行き

鶴見駅3番線に停車中の205系更新車海芝浦行き

鶴見線の列車は、現在は全て205系更新車の3両編成で、各支線含めて共通運用である。

海芝浦行きの側面LED行き先表示

海芝浦行きの側面LED行き先表示

発車も近づいてきたので、海芝浦行きの最終列車に乗り込んだ。

車内の路線図:海芝浦駅は鶴見線の分岐先で最も西側にある

車内の路線図:海芝浦駅は鶴見線の分岐先で最も西側にある

車内の路線図で改めて鶴見線を眺めてみた。

鶴見線は分岐が多い路線であり、鶴見始発の列車でも「海芝浦」「大川」「扇町」の3方向に行くことがある。また、浜川崎など途中駅止まりの列車もそれなりに多い。

このうち大川支線は朝夕のみ運転・平日1日計7本・土休日1日計3本しか列車なく、大川駅に列車で移動するのは狙わないと非常に難しい。今回向かう海芝浦駅へは、日中1時間20分毎(今春のダイヤ改正以降)など、平均して1時間1本程度の列車が往来している。扇町方面へはもう少し本数がある。

海芝浦駅の駅名標(海芝浦駅は横浜市鶴見区にある)

海芝浦駅の駅名標(海芝浦駅は横浜市鶴見区にある)

鶴見駅から11分ほどの乗車時間を経て、終点の海芝浦駅に到着した。自分を含めて乗客は5人前後だった。

 

1面1線のホームに降り立って、まず目の前に見えたのが…

東京湾に浮かぶ扇島方面の工業地帯の夜景

東京湾に浮かぶ扇島方面の工業地帯の夜景

鶴見つばさ橋、奥にはベイブリッジも

鶴見つばさ橋、奥にはベイブリッジ

湾岸方面の人工島や道路、橋の美しい夜景であった。曇ってはいたが、この景色を生で眺められただけでも夜の海芝浦駅に来た価値はあるだろう。

 

さて、折り返しの鶴見行き最終列車までは到着から18分ほど時間があったので、駅を少し散策してみた。

海芝公園の入り口に掲示された各種案内群

芝公園の入り口に掲示された各種案内群

海芝浦駅の頭端側をさらに行くと、「海芝公園」という小さな公園がある。

利用できる時間は9:00〜20:30ということで、土休日の海芝浦行き終電で到達した場合には閉園後となる。海芝公園に入るには、現土休日ダイヤであれば「鶴見19:40発海芝浦行き」に乗車しないと間に合わない。また改めて早い時間に来てみようと思う。

電車の本数が少ないことへの注意喚起と時刻表

電車の本数が少ないことへの注意喚起と時刻表

冒頭でも述べた通り、海芝浦駅からは(鶴見線以外で)敷地の外に出ることはできないので、帰りの列車の存在は非常に重要なものとなる。一方で列車は1時間に1本程度と首都圏の他路線に比べてはるかに少ないので、「電車の時刻」「鶴見線、本数少ないです」などと強調されている。

 

頭端部には他に東芝への入門ゲート(構内撮影禁止)があり、またその横には一応自動販売機・トイレも設置されている。

 

列車の発車時刻も少しずつ近づいてきたので、そろそろ列車に近い位置に戻ってみたい。

海芝浦駅は関東の駅百選認定駅

海芝浦駅は関東の駅百選認定駅
出場用のICカードタッチ機
入場用のICカードタッチ機
入出場用のICカードタッチ機

海芝浦駅にある標識「大雨が降った時の点検ポイント」

海芝浦駅にある標識「大雨が降った時の点検ポイント」

海芝浦駅に停車中の土休日20:59発鶴見行き終電

海芝浦駅に停車中の土休日20:59発鶴見行き終電

なおこのあと、浅野駅乗り換え・南武支線経由で帰宅した。その話はまたいずれ記事にするかもしれない。

 

(時勢的に全力で推すのは憚られるにせよ、)横浜・川崎近辺にいてフリー切符(青春18きっぷ、休日おでかけパスなど)でもう少し乗車してみたい時、また横浜・川崎近辺からであれば往復等でもそれほど運賃も高くならないので、海芝浦駅など鶴見線沿線を訪れてみるのはオススメである。特に土休日は通勤利用客も少なく比較的空いている。

訪れる際には、運転時刻・本数の確認もお忘れなく。