【京急】生麦駅の下り2本通過待ちを観察してみた【2021春改正】

生麦駅でエアポート急行も待避するようになった普通下り列車(2021/4/4)

生麦駅エアポート急行も待避するようになった普通下り列車(2021/4/4)

先日2021年3月27日(土)、京浜急行及び直通先各路線のダイヤ改正が行われた。終電時刻など様々な変更があったが、プレスリリースに掲載されていない要素として密かに「日中の下り普通列車優等列車待避パターンの変更」具体的にはエアポート急行の待避タイミングが神奈川新町駅(接続)から生麦駅(通過待避)に変更となった*1

本記事では、ダイヤパターン変更後、下り普通列車生麦駅に到着してから出発するまでを一通り観察した様子をお届けしてみたい。

生麦駅2番線 下り普通列車到着(X0分)

生麦駅2番線に入線する1801編成普通神奈川新町行き(2021/4/4)

生麦駅2番線に入線する1801編成普通神奈川新町行き(2021/4/4)

まずは12:10、生麦駅下り2番線に普通列車が到着した。

今回、4両編成かつ神奈川新町止まりというやや珍しい設定の列車がやって来た。 

生麦駅3番線 上り普通列車到着・発車(X0分)

到着はほぼ同時刻となる生麦駅上下線ホームの普通列車(2021/4/4)

到着はほぼ同時刻となる生麦駅上下線ホームの普通列車(2021/4/4)

生麦駅では、日中は上下線の普通列車がほぼ同時に到着する。

このうち上り普通品川行きは、待避などはせず(そもそも通過線などもない)そのまま発車していく。

生麦駅1番線 下り快特通過(X1分頃)

生麦駅1番線を通過する2157編成快特三崎口行き(2021/4/4)
生麦駅1番線を通過する2157編成快特三崎口行き、2番線で待避中の1801編成普通神奈川新町行き(2021/4/4)
生麦駅1番線を通過する2157編成快特三崎口行き、2番線で待避中の1801編成普通神奈川新町行き(2021/4/4)

下り普通が到着してから1分半ほどで、下り快特花月総持寺駅を通過する様子が見え、まもなく生麦駅の通過線(1番線)を通過していった。

ダイヤ改正前は、このあとすぐ普通が発車し、後続のエアポート急行から神奈川新町まで逃げ切っていた。しかし現在は、そのエアポート急行生麦駅で待避するためにもう4分ほど停車する。

生麦駅3番線 上りエアポート急行通過(X3分頃)

生麦駅2番線で2本待避中の下り普通、3番線を通過する上りエアポート急行(2021/4/4)

生麦駅2番線で2本待避中の下り普通、3番線を通過する上りエアポート急行(2021/4/4)

下り2本の通過の間ぐらいのタイミングで、上りエアポート急行が通過していく。ある意味、長時間停車をより鮮明にするイベントかもしれない。

生麦駅1番線 下りエアポート急行通過(X5分頃)

生麦駅1番線を通過する1001編成エアポート急行逗子・葉山行き(2021/4/4)
生麦駅1番線を通過する1001編成エアポート急行逗子・葉山行き、2番線で待避中の1801編成普通神奈川新町行き(2021/4/4)
生麦駅1番線を通過する1001編成エアポート急行逗子・葉山行き、2番線で待避中の1801編成普通神奈川新町行き(2021/4/4)

そして下り快特通過から4分近く経ったタイミングで、下りエアポート急行が1番線を通過していった。

生麦駅2番線 下り普通列車発車(X6分)

エアポート急行通過から1分もたたないうちに、下り普通列車は発車し、京急新子安駅へと向かっていった。

おまけ: 神奈川新町駅止まりから始発普通への乗り継ぎ

神奈川新町止まりの普通列車と、通過する快特(2021/4/4)

神奈川新町止まりの普通列車と、通過する快特(2021/4/4)

神奈川新町駅での1801編成(4両編成)から1541編成(6両編成)への乗り継ぎシーン(2021/4/4)

神奈川新町駅での1801編成(4両編成)から1541編成(6両編成)への乗り継ぎシーン(2021/4/4)

今回のように日中でもたまに神奈川新町止まりの普通列車が設定されているが、原則として神奈川新町始発(浦賀行き)の普通列車に接続となる。この際、4両から6両(あるいはその逆)と編成長が変わることもあり、そのための車両交換であるとも言える。

なお、神奈川新町駅は下り普通列車快特を通過するタイミングでもある。神奈川新町止まりが到着した段階では対向ホームに始発列車がいる訳ではなく、先に快特が通過してから始発の普通列車が入線してくる形となっている。

*1:その結果、花月総持寺〜子安からエアポート急行を乗り継いで横浜などに数分早く到着することができなくなり、また花月総持寺駅に限り横浜などまで乗車する際に快特2本待避が確定的となってしまった。