伊豆急下田駅で様々な車種と並ぶ185系〜この1年間はサフィール踊り子号とも共演〜

伊豆急下田駅2・1番線に並ぶ185系踊り子12号、E261系サフィール踊り子2号(2020/9/20)

伊豆急下田駅2・1番線に並ぶ185系踊り子12号、E261系サフィール踊り子2号(2020/9/20)
伊豆半島での共演は1年ほどの間となった

185系の特急踊り子号引退まで1ヶ月を切った。伊豆方面の特急は去年今年で大きな転換期を迎えており、スーパービュー踊り子号に代わってサフィール踊り子号が伊豆急行に乗り入れ始め、さらに踊り子号用の車両の後継者であるE257系も既に投入され、間も無く統一される。

本記事では、伊豆急行の終点である伊豆急下田駅にて他の様々な車種と並ぶ185系を写真で振り返ってみたい。

185系リゾート21黒船電車

伊豆急下田駅に停車中のリゾート21黒船電車熱海行き、185系踊り子14号東京行き(2020/7/24)

伊豆急下田駅に停車中のリゾート21黒船電車熱海行き、185系踊り子14号東京行き(2020/7/24)

伊豆急行といえば、普通列車の枠で観光用の車両「リゾート21」が特定のスジを走ることがある。写真の「黒船電車」もその一つであり、過去には臨時のリゾート踊り子号として東京や、南武線経由で立川などに乗り入れたこともあった。

片道をリゾート21、もう片道で特急踊り子号、というような車両選択が効くのも伊豆急の魅力の一つである。

185系リゾート21旧塗装、E259系マリンエクスプレス踊り子

伊豆急下田駅に停車中の185系・リゾート21・E259系(2015/3/28)

伊豆急下田駅に停車中の185系リゾート21E259系(2015/3/28)

1枚だけ数年前の写真を。5〜6年ほど前の時点ではリゾート21の塗装も今と異なる車両があり、また(昨年度まで)成田エクスプレスで使用されているE259系が「マリンエクスプレス踊り子」号として乗り入れていた。それらの車両が185系と並ぶ姿も、特定の時間帯にはよく見られていた。

留置中の185系(6+4両)・伊豆急行8000系・E257系

伊豆急下田駅横に留置されている185系、伊豆急行8000系、E257系(2020/7/24)

伊豆急下田駅横に留置されている185系伊豆急行8000系、E257系(2020/7/24)

伊豆急下田駅の横には留置線があり、折り返し時間が長く設定されている車両が一旦ここに留置されたりもする。

写真の3車両は、夏臨の踊り子55号・56号に充当された6+4両編成、伊豆急行普通列車としてメジャーな8000系、踊り子7号に充当されたのち翌朝踊り子4号まで長時間留置されるE257系である。

サフィール踊り子号と、その側面に映る185系7両編成

伊豆急下田駅に到着したE261系8両編成サフィール踊り子号、185系7両編成踊り子号(2020/9/20)

伊豆急下田駅に到着したE261系8両編成サフィール踊り子号、185系7両編成踊り子号(2020/9/20)

そして何より、今年度は185系踊り子号とE261系サフィール踊り子号が「共演」する唯一の1年間であった。特に土休日を中心に伊豆急下田駅で並ぶことがあり、例えば写真のようにサフィール踊り子1→2号と踊り子9→12号(7両編成)は15分間ほど1・2番線で並んでいた。

サフィール踊り子号は新車ということもあってかよく光を反射するため、隣に停車中の185系が映り込んでいるように見えることもある。

そんな姿が日常的に見られるのもあと1ヶ月ほどとなった。ダイヤ改正までの残り期間がほぼほぼ緊急事態宣言下となるのが本当に惜しいところではあるが、安全に行動できる範囲で185系の特急としての最後の活躍を見守りたい。