先週8/20(金)、 JR東日本よりプレスリリース「秋の臨時列車の運転について」が発表された。新幹線や首都圏から各地に向かう主要な特急については夏季同様に現時点ではお知らせ無し(未定)となっている一方、「のってたのしい列車」などを含む在来線特急・快速の臨時列車の運転が発表された。
この資料によると、昨年秋(あるいはそれ以前数年にかけて)185系6両編成で運転された「ホリデー快速あたみ号」「快速鎌倉紅葉号」については、185系以外での運転となり、またそもそもの運転形態が変更されることになった。一般的な営業列車での運転は既に終了となった可能性もある。
まず、「ホリデー快速あたみ号」の代わりに、11/6,7には「特急あたみ号」がE257系5両編成(全車指定席)で運転される。運転区間は昨年同様の青梅⇔熱海で、運転時刻もほぼ昨年同様(復路熱海発が16分繰り下がり)となっている。
10/23運転の「特急おうめ93号・おうめ94号(新宿・青梅奥多摩号)」と共に、青梅線などあまり設定されてこなかった区間に「特急」が設定されることになった。
新しい設定となった特急への充当車両は「E257系5両編成(全車指定席)」とのことで、これがホリデー快速鎌倉号等同様のE257系500番台なのか、あるいは先日さざなみ号で充当されたE257系5000番台の5両編成バージョン・E257系5500番台なのか、現時点では不明である。(予約開始となる頃には、座席配置で判明することになるだろう。)
ちなみに、ホリデー快速鎌倉号の運転区間は10月より南越谷発着から吉川美南発着へと3駅延長される。また、10/2,3には「快速武蔵野・青梅奥多摩号」が吉川美南⇔奥多摩間で運転される。
もう1列車、昨年185系で運転された「快速 鎌倉紅葉号」(青梅⇔鎌倉)は、11/20,21にお座敷列車「485系 華」を利用した「お座敷 鎌倉紅葉号」として運転されることになった。
今まで普通車指定席で乗車できた列車に「全車グリーン車指定席」のお座敷列車が充当されることになったのがなかなか興味深い。奥多摩方面へは他のお座敷列車が設定されることも多かったが、鎌倉方面への設定はなかなか珍しいように思える。
改めて、この秋はいよいよ185系の臨時列車が運転されないこととなった。
最後に運転された185系の臨時列車は、横浜・鎌倉方面は6月の「快速鎌倉あじさい号」、そして上野から谷川岳へを結んだ7/3,4運転の「快速谷川岳山開き号」あたりとなる。
現在、9月に旅行商品として何回か185系の運転が予定されているが、秋臨に掲載が掲載が無いということは、いよいよ185系の完全引退となる可能性もある。
また一方で、このタイミングで新たに特急として設定された特急「あたみ」や、185系に変わる新たな波動用車両であるE257系5500番台の活躍にも想いが馳せられるところである。
いずれにしても、それらの車両を安心して見守ることができるように、9月10月には「情勢」が落ち着いていることを願うばかりでもある…