相鉄のダイヤは3月改正で大きく見直されたが、それほど表面的ではない大きな変更として「8両編成の運用が大きく拡大した(日中は優等列車にもよく入るようになった)」いうことが挙げられる。これについては過去の記事でも触れた通りであるが、8両運用は現状の8両編成の在籍本数を超えて設定されているため、引き続き10両編成による代走が行われている。
該当の運用には、今の所なぜか8701Fなど8000系初期車(8705F、8706F)、および8両編成(10000系)と同形式の10701F(YNB改造車)・10708Fあたりが充当されやすい傾向にある。ただし、冒頭の写真の8713Fのような8000系後期車、あるいは9000系などが8両運用に入ることもあるにはある。
またそれ以上に、8両代走枠に限らず運用番号の十の位ごとに概ね投入される形式が固定化されつつあるようだ。(9000系は40番台、20000系は50番台、11000系は60番台に投入されることが多いようだ。)
特に土休日は日中の特急に8両編成が充当されている割合も高くなったが、特定の10両編成が代走で入る姿もよく見られる。
現時点で相鉄営業車の最古参である8701Fなど8000系初期車も、依然として8両編成代走枠としてある程度固定化された運用に就くことが多い。
8701Fに関しては、運用番号20番台以外で走ることの方が珍しくなっている模様である。
なお、8両編成運用の中でも10番台は主に10000系の8両編成の車両が普通に運用に就いていることが多い。土休日を中心に、海老名方面に走る特急や快速の8両編成の列車は比較的よく見られるようになった。
ちなみに先日(4月28日)のプレスリリースによると、今年度中に8両編成の新車21000系が4編成投入されるとのことで、その頃にはおそらく8000系初期車に代わる形で投入され、8両運用がほぼ全て実際の8両編成で運用されるようになるものと思われる。