【速報版】相鉄JR直通線&羽沢横浜国大駅開業!初日の様子

(※12/1早朝 西谷・二俣川三ツ境の項目を追加、武蔵小杉の写真追加)

本日2019年11月30日、相鉄JR直通線の運転開始、及び羽沢横浜国大駅が無事開業した。

本記事では、速報的にはなるが、いくつかの駅(武蔵小杉・横浜・羽沢横浜国大・西谷・二俣川三ツ境)の様子を紹介したい。

JR武蔵小杉駅

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武蔵小杉駅横須賀線ホーム下りの駅名標。青いラインで隣駅の羽沢横浜国大が示されている。
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武蔵小杉駅横須賀線ホーム上りの駅名標。羽沢横浜国大方面からの合流が青いラインで示されている。

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武蔵小杉駅横須賀線ホームの方面案内板。埼京線直通・相鉄線直通が追加されている。

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武蔵小杉駅新南口改札付近の案内。埼京線直通・相鉄線直通の案内が追加されている。

また、新宿方面の始発列車は「埼京線普通新宿行き6:20発」と以前よりも早くなった。

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武蔵小杉駅新南口改札付近の下り3番線発車案内。

相鉄線直通列車の時刻は、やや遠い時間の時刻だったとしても専用枠に表示される。

また、相鉄直通が3番線に次に来る列車である場合も専用枠に表示され、上の大きい文字の部分にはあくまで横浜方面の列車が表示されるようだ。

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ホーム柱番号9番付近に掲載されている「4番線 乗車位置のご案内」。埼京線直通列車の表記が追加された。

ただでさえ多くの系統の列車が走り、それぞれ対して2種類の編成があるだけでも複雑であるが、そこにさらに「10両編成だけど湘南新宿ラインとは号車の振り方が逆」の埼京線が追加され、よりカオスな状態となった。逆に言えば、その具体的内容が1枚にまとまったこの図の有用性は高い。

相鉄横浜駅

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相鉄横浜駅の運賃表。約2ヶ月間シールで封印されていた羽沢横浜国大駅がお目見えしている。

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相鉄横浜駅のホーム案内に描かれた路線図。羽沢横浜国大駅のみならず、JR直通先の埼京線川越駅まで表記されている。

 

羽沢横浜国大駅
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一番列車が到着する前の羽沢横浜国大駅外観。
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羽沢横浜国大駅の目の前に登場した神奈中バス「羽沢横浜国大駅前」バス停。旧・羽沢貨物駅バス停。新横浜駅方面から下車すると、道路も渡らず本当に目の前に駅があることになる。

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羽沢横浜国大駅からのJR運賃表。「隣駅」の武蔵小杉駅よりも、さらに2回の乗り換えを要する鶴見駅の方が運賃が安い。
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羽沢横浜国大駅ホーム上に設置されている自動販売機。改札外の自販機も含めてだが、ICカードが使えない自販機が一部あるので注意。 

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羽沢横浜国大駅の駅名標。右上に小さく記載された「浜」は、JRの横浜市内駅扱いであることを表す。
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羽沢横浜国大2番線発車案内標。基本的にJR方面のホームであるが、羽沢横浜国大始発の西谷方面の列車も2番線から発車する。

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羽沢横浜国大2番線、エスカレーターを降りたところに設置されている駅名プレート。開業直前に放送されたタモリ倶楽部にて、ここにタモリ氏ら芸能人の皆さんのサインが描かれていることが明かされた。

相鉄西谷駅

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今回のダイヤ改正で一番躍進したと言っても過言でもない西谷駅にも、隣駅「羽沢横浜国大」、あるいは「羽沢横浜国大方面・JR線直通」という表記が現れた。

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西谷駅改札付近。「羽沢横浜国大方面・JR線直通」専用の時刻案内が掲示された。また、運賃表にも羽沢横浜国大駅が出現した。西谷-羽沢横浜国大は1駅区間ではあるが、加算運賃+30円が設定されており180円(IC178円)となる。

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今回のダイヤ改正を象徴する接続。手前3番線の快速横浜行きが、奥4番線のJR直通である特急新宿行きを待ってからそれぞれ発車する。

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西谷駅3・4番線で接続した2列車は、それぞれ新宿・横浜方面へと走り出していった。

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西谷駅を通過する急行海老名行き。JR直通向けとして増備された相鉄12000系が未だに西谷駅を通過することもあるのは少し意外にも思われるが、直通の間合い運用として12000系は今後も横浜方面で見られるようである。

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JR方面から相鉄線に直通して来る列車は、トンネルを経て西谷駅1番線に入線する。JR埼京線の車両(E233系7000番台)にオレンジ色の「特急」表示が施される姿は、今までに比べて新しい印象を受ける。

相鉄二俣川駅

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土休日ダイヤ9:05頃の二俣川駅「横浜方面・JR線直通」の発車案内。新たに西谷に追加停車するようになった快速・特急、新設されたJR直通列車の新宿行と、今回のダイヤ改正を象徴する3列車が並んでいた。

なお方面名としてJR線直通に(西谷のりかえ)と追記されている。見ての通り直通列車も設定されているが、特急で先行の直通列車に追いついたり、また終電間際の西谷始発の列車に乗り換えられるケースがあるため、あえて表記されているものと思われる。(この表記は、鶴ケ峰以西の各駅で見られる。)

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相鉄二俣川駅構内のファミリーマート二俣川-新宿間最速44分を記念して、12月2日(月)までファミチキが44円引きとなっている。なお「当店限定」とあるが、二俣川駅改札外や三ツ境駅構内のファミリーマートでも同様の割引を実施中だった。

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二俣川駅改札外に掲載されていた「二俣川駅 始終発時刻表」。新ダイヤにおける始発・終電の時刻が掲載されている。羽沢横浜国大への終電は西谷乗り換えとなるため、その旨が下に注記されている。

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開業初日11月30日の午前10時前、ちょうど駅直結の商業施設・ジョイナステラス二俣川が開店する頃、二俣川駅改札前にて日刊スポーツの号外が配布された。このような(サプライズ?)イベントがあるのも新線開業当日の醍醐味と言えるかもしれない。

相鉄三ツ境駅

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2014年の特急運転開始前は三ツ境に停車する列車のほとんどが急行列車だったのに対し、JR直通が開始された現在では、多様な種類の列車が三ツ境に停車している。日中上りダイヤだけを見ても、1時間に来る6本の列車は「急行・快速・各駅停車・各駅停車(JR直通)」の4種類で構成されている。

ダイヤ改正では特急が増発されダイヤの核となった反面、特急通過駅である三ツ境駅はその煽りを受けた一面もある。三ツ境駅から上り方面に向かう利用者は、二俣川や西谷での乗り換えをその時々に応じて活用していくことになる。

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三ツ境駅の発車時刻案内。本ダイヤ改正によって、今までにあまり無かった表示も出現することになった。

下り1番線の11:04発急行は、次の瀬谷駅で特急退避を行う。本ダイヤ改正により、主に午前中だが瀬谷駅下りホームで待避を行う列車が急増した。横浜・新宿方面の双方からの特急が不等間隔で走行していることによるものと思われる。

上り2番線の11:00発各停は、JR直通の新宿行きである。テロップで「新宿まで先にまいります」「二俣川で各停横浜行きに接続」と流れる。また放送では「西谷で特急横浜行きに接続」との旨も案内された。各停が各停に接続というのも一見不思議だが(行先方面が違うとはいえ双方鶴ヶ峰・西谷に停車する)、二俣川で接続する各停横浜行きは湘南台始発の列車である。この列車は、二俣川では「通過」で表記されている特急横浜行きを先に通してから出発となる。

この上下2列車からだけでも、新ダイヤの複雑さを垣間見ることができる。

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先述の三ツ境11:00発の各停新宿行きである。一番列車と同じ、12000系12004Fが充当されていた。三ツ境駅にも日中1時間に1本のJR直通列車が設定されており、三ツ境駅の利用者もかなりこの列車のことを注目している様子だった。

なおこの列車は、希望ヶ丘・二俣川・鶴ヶ峰・西谷に停車するたび多くの乗車があり、ラッシュ時ほどとは言わずともかなり混雑していた。ただし開業初日でイベント時間帯ということもあってか羽沢横浜国大で下車する乗客が比較的多かったので、今後はもう少し混雑が緩和される列車になるかもしれない。