先日、東京メトロ有楽町線で新木場方面に向かう際、ちょうど新車の17000系が来るタイミングがあったので狙って乗車してみた。
車内設備等も最新といった雰囲気で、まさに新車に乗ったという実感を得ることができた。
終点新木場駅で下車し、しばらくして反対側のホームにやってきたのが、そんな17000系に置き換わる対象となっている東京メトロ7000系である。それもトップナンバーの編成であった。
営団時代、1974年から50年近くも運転され続けており、東武東上線、西武池袋線、さらに2013年には東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線にまで直通するようになった、首都圏各地を駆け巡る車両である。
実際この列車は、西武池袋線「小手指」まで行くそこそこ長距離で運転される列車のようだ。
停車時間のうちに移動し、先頭側からも7101Fを眺める。
東京メトロ有楽町線新木場駅は一応地上に位置しており、新木場駅から1分足らずほどの区間だけ地上を走る。
7000系(あるいは17000系、1000系)は、和光市駅付近、あるいは直通先の東武・西武・東急においても地上区間を走ることがある。昔から7000系をなんとなく「地下鉄」感のある車両だと思っていたが、そんな車両が地上を走る姿は、なかなか興奮するものがある。
7000系小手指行きが新木場駅を出発すると、程なくして先ほど乗車した17000系が始発列車として入線してきた。
こちらの列車は和光市行きである。ギリギリ東京メトロの範囲だが、先ほどの小手指行きとは小竹向原から進路を変え、東武東上線方面へと走る列車となる。
複雑な運行形態の中で活躍する17000系、7000系、あるいは10000系。3世代の車両が同時に活躍する姿が見られるのは、ここ1〜2年ほどである。