この1ヶ月、首都圏で見られるようになった車両4選

11月末頃から年末にかけて特に、首都圏で新しい車両を見かけたり、あるいは以前と違う場所を走るようになった車両を多く見かけた。

簡単ではあるが、本記事ではそのうち4車両を並べてみたい。

相鉄12000系 JR線直通運転開始

JR新宿駅2番線に停車中の相鉄12000系海老名行き(2019/12/21)

JR新宿駅2番線に停車中の相鉄12000系海老名行き(2019/12/21)

11月30日の相鉄・JR線直通運転開始により、相鉄の車両が(原則として)新宿まで乗り入れるようになった。

大手私鉄の車両が首都圏でJRに乗り入れるケースはほとんど無い中、全面ネイビーブルーの車体が都心に乗り入れてきたインパクトは非常に大きい。直通運転開始から1ヶ月が経過した今でも、JR線内で12000系を見かけた乗客が写真を撮影したり相鉄線直通について話したりする姿が見られる。

JR埼京線E233系7000番台 相鉄線直通運転開始

西谷駅で横浜からの快速に接続する、新宿からの特急海老名行きE233系(2019/12/10)

西谷駅で横浜からの快速に接続する、新宿からの特急海老名行きE233系(2019/12/10)

11月30日の相鉄・JR線直通運転開始により、JR埼京線の車両(E233系700番台)が相鉄線海老名まで乗り入れるようになった。私鉄線内をJRで活躍してきた車両が走るのはもちろんのこと、JRの通勤車両が「特急」表示をすることも話題になった。

海老名発着の列車に加え、羽沢横浜国大発(西谷行き)の一番列車になるなど、早朝深夜の羽沢横浜国大⇔西谷間シャトル便は基本的にE233系運用である。また、ダイヤ乱れ時に横浜方面・湘南台方面に乗り入れる機会も直通運転開始早々にあったようだ。

E261系(サフィール踊り子号) 試運転開始

新宿駅5番線に停車中のE261系(2019/12/25)

新宿駅5番線に停車中のE261系(2019/12/25)

来春「サフィール踊り子」としてデビューするE261系2編成の甲種輸送が11月上旬に行われ、11月末頃から随時、東海道線方面への試運転が行われている。

試運転ルートとして、夜に新宿駅5番線(比較的長時間停車)を経由して大宮総合車両センターに戻っていくことがあるようだ。

東急3020系(目黒線) 営業運転・日中以降の運転開始

目黒駅に停車中の東急目黒線3122F急行日吉行き(2019/12/26)

目黒駅に停車中の東急目黒線3122F急行日吉行き(2019/12/26)

3年後の相鉄直通時向けの新車として、3020系の運転が開始された。運転開始から1ヶ月ほどは朝のみ1往復程度の運転だったが、12/23より終日運用に就き始めた。

3020系は既に3本が甲種輸送されているが、現在は3121F、3122Fの2編成が営業運転に就いている。

 

この他、直近では新京成80000形が12/27にデビューした*1他、中京圏では名鉄9500系もデビューしている。

一方で東海道新幹線700系の定期列車での運転が終了した他、来年3月にはその700系やスーパービュー踊り子号用の251系が引退になるなど、しばらく鉄道車両の進退から目を離せない時期が続く。