営業運転最終日?の相鉄新7000系7751Fと、残る1編成7754F

鶴ヶ峰駅付近ですれちがうE233系(川越線80周年HM)特急新宿行きと7751F快速湘南台行き(2020/10/18)

鶴ヶ峰駅付近ですれちがうE233系(川越線80周年HM)特急新宿行きと7751F快速湘南台行き(2020/10/18)
7751Fはこの日を最後に運転されていない

相鉄新7000系引退イベントを2週間後の11/7(土)・8(日)に控えた中、残る2編成のうちの1編成であった7751Fが、10/18(日)の運転を最後に運用から外れている。SNS上の情報によると、かしわ台車両センターにて既に休車扱いとなった模様である。10/23現在、新7000系は7754Fの1編成のみが営業運転に就いている。

このまま引退なのか、そもそも引退イベントで姿を現すのか…など詳細は分からないが、ひとまず今のところ最後の運転日であった10/18(日)に、色々な種別で走る7751Fに遭遇できたので、そのシーンを少し紹介したい。

二俣川駅1番線に7754F、3番線に7751F(2020/10/18)

二俣川駅1番線に7754F、3番線に7751F(2020/10/18)

早朝の二俣川駅にて、ちょうど7754F急行海老名行きと7751F各駅停車横浜行きが揃うシーンがあった。
このあと7751Fは午前中のうちに一旦入庫し、夕方より再び運用に就いた。

7751F快速湘南台行きの車内停車駅案内板(2020/10/18)
7751F快速湘南台行きの、いずみ野線方面用種別幕(2020/10/18)
7751F快速湘南台行きの車内停車駅案内板、いずみ野線方面用種別幕(2020/10/18)

冒頭に掲載した7751Fの快速湘南台行きに1区間だけ乗車した。

7000系の車内の一部ドア上には停車駅案内板が設置されており、現在地・次の停車駅・行き先が赤く光るようになっていた。この案内板もまもなく見納めとなる。

もう一点、新7000系の引退で見納めとなるのが、行き先がなく種別のみが表示された小さな方向幕である。いずみ野線方面へと向かう列車では、誤乗防止の意味も兼ねて「いずみ野線」と下に表示されていたのも特徴であった。

西谷駅3番線に到着した7751F特急横浜行き(2020/10/18)

西谷駅3番線に到着した7751F特急横浜行き(2020/10/18)

夕方から夜にかけて、7751Fは3回ほど「特急 横浜行き」として運転された。引退直前まで最優等種別に多く就くことができ、また相鉄にとって最新要素でもあるJR線直通列車との接続が西谷駅で見られたのも、なかなか感慨深いものがある。

二俣川駅1番線に停車中の7754F各駅停車大和行きから7751F急行海老名行きの発車を見送る(2020/10/18)

二俣川駅1番線に停車中の7754F各駅停車大和行きから7751F急行海老名行きの発車を見送る(2020/10/18)

また、「7754F各駅停車大和行き」「7751F急行海老名行き」と新7000系が連続で走る場面もあった。この2列車は二俣川駅で緩急接続し、一旦10号車車内がほぼ無人となった大和行きは、さらに湘南台方面の列車を待ってから出発した。

終点の大和駅に到着し回送列車となった7754F(2020/10/18)

終点の大和駅に到着し回送列車となった7754F(2020/10/18)

その後、7754Fの大和行きに終点まで乗車。下車した時にはすでに「回送」表示となっていた。

7751Fは昭和63年製
5号車・6号車間は先頭車連結
7751Fは昭和63年製、5号車・6号車間は先頭車連結となっていた

最後に、先ほどの急行の折り返しである特急横浜行きの7751Fに西谷まで乗車した。

7000系トップナンバーの7751Fは、昭和63年から約32年間に渡って活躍し続けた。また7751Fは7754Fとは違い5+5両編成(7751+7752)の構造となっており、5号車と6号車の間にはそれぞれ運転台が設置されていた。

西谷駅3番線に到着した7751F特急横浜行きと、1番線に停車中のE233系、上を走る新幹線(2020/10/18)

西谷駅3番線に到着した7751F特急横浜行きと、1番線に停車中のE233系、上を走る新幹線(2020/10/18)

個人的に新7000系は色々と好きな車両なので当然寂しいものはあるのだが、この日のうちに2編成とも乗車・撮影することができて良かった。残り2週間ほど、7754Fも無事に運転を納められることを願いたい。