東急3000系が23年ぶりに「地上」横浜駅に帰還。西谷行きなどとしての運転も

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横浜駅3番線に到着し一旦回送となる東急3000系3106F

 

本日2023年3月18日のダイヤ改正で相鉄東急直通線が開業し、相鉄・東急双方の車両がお互いの路線(相鉄はさらにその先の都営・メトロ)へ乗り入れるようになった。

特に東急車が相鉄に乗り入れる機会が多くなり、中には横浜行きなどとして相鉄線内完結運用に就くこともある(特に土休日の午前中に多いようだ)。

 

そんな中特に注目されたのが東急3000系の相鉄横浜駅乗り入れだ。東急3000系の初期車2編成は、東急東横線がまだ桜木町まで走っていた・横浜駅が地上だった時代に、東横線として横浜駅の地上ホームを通っていたことがある。それから23年の時を経て、旧地上ホームからそれほど遠くない位置にある相鉄のホームに東急車が乗り入れることになった。

 

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二俣川駅に停車中の東急3106F各駅停車横浜行き

 

早朝の東急車の横浜行きは、土休日6時台に10両編成の快速、7時台に8両編成の各停2本が運転される。8両編成の1番列車は、早朝に目黒から湘南台まで運転された折り返し列車の3106Fだった。東横線時代を経験した編成そのものではないが、営業列車として23年ぶりに横浜駅に乗り入れた。

 

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横浜駅3番線に7:14に到着した列車は、一旦回送列車として西谷まで折り返す。途中、星川で7:28発の快速列車を待避する運用となっていた。

 

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西谷まで回送された3106F(右)


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その後この編成は、西谷始発横浜行きとして再び横浜に向かった後、折り返し営業列車の各停西谷行きとなり、さらに折り返し東急目黒線方面の列車として東急線に戻っていく。

 

横浜方面にも稀ながら顔を出す東急車だが、西谷以西では海老名方面・湘南台方面共にほぼ終日、片道毎時1本以上の頻度で東急車が見られる。その行き先も含めて、壮大な直通運転の開始を感じずにはいられない。