特急やJR直通運転の開始・普及に伴い、瀬谷駅で特急が他の種別の列車を追い抜くシーンが徐々に増えてきた。
そして今回の東急直通開始に伴い、東急線直通の特急・各停が多く走るようになり、運転本数が多い時間帯を中心に瀬谷駅で他の列車を追い抜いたり追い越されたりするケースも存在している。
そんな中、少数ではあるが存在するのが「東急車によるJR車通過追い抜き」「JR車による東急車通過追い抜き」だ。元々直通先の多い東急線内では異なる会社同士の接続なども多いが*1、相鉄線内で異なる会社の車両同士が待避・接続を行うようになったのが新鮮な点である。特にJR線直通列車を含む「通過」待避は瀬谷駅のみで見られ、平日・土休日共に朝夕に見られる。
例えば、平日朝ラッシュ時には上り(この記事の通り)で東急車によるJR車追い越し、土休日朝には下りでJR車による東急車追い越しが見られる。
平日朝の上りで見られるのが、JR車池袋行きの各駅停車を、東急車(目黒線8両)の特急浦和美園行きが追い抜くシーンである。この時間帯は、元々横浜行きの特急が横浜行きの快速や急行を追い抜くケースが多かったが、JR方面の特急が走るようになり、また東急直通開始により両方が新横浜方面の列車となるケースも多くなった。
8:15頃、上り待避線4番線にE233系が入線し、約2分後に東急車(この日は3000系)の特急浦和美園行きが3番線を通過していった。
余談だが、下り列車(快速海老名行き)もほぼ同時刻に到着するので、下りホームからこの状況を直接観察できるかは運次第とも言える。
特急運転の拡大・速達化のダイヤ改正と共に徐々に増えてきたのが瀬谷通過待避であるが、東急直通開始を機に瀬谷待避の状況もさらに色々と変化してきたので、近々追ってみようと思う。