先日、少し時間があったので相鉄本線のかしわ台駅-海老名駅間を徒歩で移動してみた。かしわ台-海老名間は相鉄の1駅間の中で最も長く2.8kmあるが、実際にはやや迂回しながら移動したので3km以上の道のりを、約1時間かけて歩いた。
途中、何本もの列車が両方向に向けて走るのを見たが、本記事ではその中でも9000系で唯一YNB化されていない9701Fが双方向に走る写真(いずれも側面or後追い)を紹介したい。
その9701Fだが、かしわ台駅に降り立ったときに下り2番線に回送表示で停車していた。幕車の「回送」表示が見られるのも、短くて今年度〜長くて数年以内ぐらいであろうか。
この編成が、約30分後に海老名方面に向けて回送され、折り返し各駅停車横浜行きとして運転される、という運用の流れである。
海老名方面へ向かう途中、かしわ台車両センター側を歩いたのだが、相鉄で昔活躍していた車両をいくつか見ることができた。特に若草色の6001号車は、かしわ台付近で相鉄の列車に乗車している時によく見ているものであった。
かしわ台車両センター側を大きく迂回し、ようやく相鉄本線の線路が見える位置に来た。さらにしばらく歩き、ガード下を渡って線路の南側に来た。ここまで約20分の道のりである。
そんなタイミングで、ちょうど9701Fが走るのを目撃した。
回送列車ではあるが、他の営業列車と同様にかなりの速度で土手の上を駆け抜けていった。
この付近には目久尻川という相模川水系の一級河川が流れている。今回はそのような撮影はしなかったが、川が見えるアングルで走行中の列車を撮影してみるのも良いかもしれない。
そして再び線路の下を潜ってしばらくすると、先ほど海老名駅に向かった9701Fが折り返し各駅停車横浜行きとして戻ってきた。
9701Fは再び目久尻川を渡り、横浜方面へと向かっていった。
かしわ台-海老名間の車窓は、1駅間でも住宅街から農地、農地からマンション・市街地というバラエティあふれるものになっているが、それをこの駅間を歩いてみて実感した。改めて、かしわ台-海老名間や他の駅間も歩いてみたいと感じた。