本日2020年3月14日(土)、鉄道各社でダイヤ改正が行われ、また同時に「高輪ゲートウェイ駅の開業」「京急の6駅で駅名変更」などが行われた。
本記事ではまず速報的に、本日から見られるようになった駅名の含まれた「方向幕」「行先表示器」あるいは「発車標」をいくつか紹介したい。
「高輪ゲートウェイ」
本日開業の「高輪ゲートウェイ」駅行きの列車は存在しないが、京浜東北線のE233系および山手線E235系の行先表示器は次の停車駅が表示される仕様のため、田町や品川に停車中の列車の行き先表示に「高輪ゲートウェイ」が表示されるようになった。
田町駅停車中の列車
品川駅停車中の列車
番外編:車内運行情報
夕方頃に品川-高輪ゲートウェイ駅間で車両点検が発生したため、運行情報としてさっそく「高輪ゲートウェイ」の駅名が表示されることになってしまった。
また、高輪ゲートウェイ駅は入場券等を購入する乗客の待機列が非常に長く伸びており180分待ち(筆者訪問時)という状態だったが、そのことまでもが運行情報として表示されていた。
「逗子・葉山」
京浜急行の新逗子駅が改称して「逗子・葉山」となった。新逗子駅はエアポート急行の行き先でもあったため、多くの列車が「逗子・葉山行き」となり、特にエアポート急行の走る区間では頻繁に見られるようになった。
京急川崎駅4・5番線の発車標
京急川崎駅では、今も反転フラップ式のパタパタと切り替わる発車案内が使用されている。下りホームではエアポート急行逗子・葉山駅が10分毎に走るため、ほぼ常態的に「逗子・葉山」の表示が見られる。切り替わり中の表示も観察していたが、「新逗子」だった表示は全て「逗子・葉山」に置き換わり済みであるようだ。
京急新1000形(LED)
京急1500形(前面LED・側面方向幕)
都営5500形(LED)
都営5500系は、E233系等と同様に「次の駅」が表示される。そのため、次の停車駅が今回改称された「京急東神奈川(旧・仲木戸)」であれば、行先表示にも「次は京急東神奈川」と表示される。下りエアポート急行逗子・葉山行きであれば、同時に2つの駅名変更駅が表示されることになる。
本改正ではまだまだ様々な変化があるので、今後も多様な側面で分析し、可能な範囲で現地の観察を行なっていく予定である。