昨日7月13日、残り3編成となっていた都営浅草線5300形のうち1編成である5316Fが京急久里浜方面へ回送され、おそらくこのまま引退となる模様である。残りの5300形は5319F・5320Fの2編成となった。
本記事では、つい先日5316Fが京成線内を走る運用に就いた際の写真を何枚か紹介して振り返ってみる。
この日5316Fが就いていたのは、都営浅草線西馬込⇔京成線内快速(京成佐倉/成田空港発着)となる運用であった。
特急成田空港行きが京成佐倉駅に着くと、反対ホームに京成佐倉止まりで回送表示となった5316Fが停車中であった。
特急成田空港行きが出発した後、回送列車は一旦下り本線上を進み、ポイントと踏切を渡り切ったところで停車した。
次の下り列車(快速特急成田行き)は約20分後というダイヤパターンもあってか、このような折り返し方法が可能となっているのだろう。
2番線を快速特急京成上野行きが出発し、待避中の成田空港始発快速西馬込行きがまだ1番線に停車しているぐらいのタイミングで、その20分後の快速西馬込行きとなる都営5316Fは2番線に入線してきた。
発車まで20分近くあったので、ホーム上の様々な角度から5316Fを撮影してみた。
1番線を先行の特急京成上野行きが発車し、その3分後に発車する都営5316F快速西馬込行きに乗車した。
京成佐倉駅から終点西馬込までは1時間32分ほど。京成津田沼までと押上からは各駅に停車するが、京成佐倉以降は全区間において先着列車となっている。
終点の泉岳寺駅に到着。対向ホームには都営浅草線の新車である5500形が停車しており、新旧の都営浅草線の車両の並びを眺めることができた。
なお余談だが、この日は残り2編成である5319F、5320Fは都営浅草線西馬込⇔泉岳寺間を往復する運用に就いており、この時には5316F、5319F、5320Fが3本連続で走るタイミングとなっていた。あえてそこまでは狙わなかったが、5319F・5320Fは西馬込駅で一瞬並ぶダイヤとなっていた。今は残り2編成となった5300形同士の並び・すれ違いが実現するのもあと数週間ほどかもしれない。(それこそ可能性が一番高いのは西馬込駅かもしれない。)