羽田空港から京急蒲田経由・横浜方面へと走る京急の「エアポート急行」は、今ではほぼ終日にわたっておよそ10分間隔で運転されるようになった。運用の都合上などもあってか、都営車による横浜方面のエアポート急行も1日何本かは運転されており、代表的なところでは土休日には日中〜夜にかけて1運用ある他、平日夜にも主に下り列車で数本設定されている。(この他、土休日朝や平日日中上りなどにも存在する。)
ところで平日の夜間ダイヤは、下りは比較的遅い時間帯までエアポート急行逗子・葉山行きが設定されているが、上りは21時台頃からエアポート急行の設定は格段に減っている。逗子・葉山駅に到着したエアポート急行は、折り返し普通金沢文庫行きとして運転され、多くがそのまま入庫する運用となっている。
都営車も例外ではない。例えば平日の逗子・葉山21:28着、21:38着は2本連続で都営車のエアポート急行であり、いずれも折り返し普通金沢文庫行きとなり入庫し、翌日以降の京急線発の都営車運用となる。
残り2編成となった5300形だが、今のところ週に何度かはどちらかの編成が京急蒲田以南で見られることもある。夜間になってから京急線内を走る運用も多いが、その白いボディが暗い夜に映える姿も数ヶ月あるかないか、というところまで来ている。