5500形への置き換えが進み、2021年5月末現在で残り4運用ほどとなった都営5300形。
京急線内の都営運用は主に都心から羽田空港方面のものがほとんどで、京急蒲田から横浜方面への運用となると、最新のダイヤ改正時点では、先日取り上げた「土休日(朝〜夜)の京急線内エアポート急行運用」を除けば平日・土休日共に数本程度である。
平日夜は、一部の(都営線・京成線直通の)特急・快特の他、夜間でも概ね10分毎に走っている「羽田空港-逗子・葉山間のエアポート急行」のうち一部が都営車で運転されている。
夕ラッシュピーク時の特急が多く走る時間帯を過ぎた頃のダイヤは、必ずしも完全なパターンではないものの、下りエアポート急行は神奈川新町で快特待避、さらにその前にWing号を含めた2本待避する列車があり、都営運用のうち一つは神奈川新町2本待避ダイヤとなっている。
品川駅20:25発のWing号に乗車した場合、神奈川新町駅通過時に都営5500形、あるいは5300形が停車しているのを見ることができる。
ちなみに、この都営車エアポート急行(横浜20:52発)の次のエアポート急行(横浜21:00発)も都営車運用であり、いずれも(前後の京急車運用もだが)終点の逗子・葉山到着後は折り返し普通金沢文庫行きとして運転されたのち入庫する運用となっている。