特急踊り子・湘南14両編成「さくら色」の乗車位置案内【小田原・湯河原・熱海】

熱海駅4番線の床に掲示されている「さくら色」の乗車位置案内「特急踊り子14両編成14号車」(2021/3/14)

熱海駅4番線の床に掲示されている「さくら色」の乗車位置案内「特急踊り子14両編成14号車」(2021/3/14)

今回のダイヤ改正で、14両編成の特急踊り子号・湘南号の運転が開始された。それに伴い、各特急停車駅の乗車位置案内も追加・更新されることになった。

「E257系9両編成の踊り子号」の乗車位置については、昨年のダイヤ改正時点で、青色基調のものが追加されていた。その上で今回14両編成の運転が開始されるにあたり、駅によって緑色あるいは「さくら色」の乗車位置案内が追加された。

熱海駅4番線発車標における踊り子号14両編成の乗車位置案内(2021/3/13)

熱海駅4番線発車標における踊り子号14両編成の乗車位置案内(2021/3/13)

熱海駅4番線発車標における踊り子号14両編成の乗車位置案内(2021/3/13)

14両の乗車位置案内が「さくら色」となっているのは、どうやら小田原・湯河原・熱海の3駅限定のようである。熱海駅では、電光掲示板の表示に加えて自動放送でも「さくら色」という放送が流れていたほどである。

川崎駅1番線の床に新たに追加された緑色の表示「特急踊り子14両編成(12号車)」(2021/3/13)

川崎駅1番線の床に新たに追加された緑色の表示「特急踊り子14両編成(12号車)」(2021/3/13)

一方、国府津より東の多くの停車駅では、特急踊り子・湘南号E257系14両編成の乗車位置は、同デザインの「緑色」の表示となっている。

小田原以西とで色が違っている理由は不明だが(何かしらの管理区は違う?)、小田原・湯河原・熱海といったより観光地らしい駅で「さくら色」となっているのは、河津桜などのイメージを反映してのことだろうか。(少なくとも個人的にはそう感じられて良いな、と思った。)

大船駅3番線の床に掲示中の、更新された青色の表示「特急踊り子・湘南(5号車)」(2021/3/14)

大船駅3番線の床に掲示中の、更新された青色の表示「特急踊り子・湘南(5号車)」(2021/3/14)

また大船駅3番線のように、9両編成部分の停止位置が同じ場合には、従来の青色デザインながらも「14両編成」の記載が追加されたようなものとなっている。この他、特急湘南号の停車駅であれば、同じ9両編成の乗車位置案内でも「湘南」の文字が追加されている。

小田原駅6番線の更新された特急踊り子・湘南乗車位置表示(2021/3/14)

小田原駅6番線の更新された特急踊り子・湘南乗車位置表示(2021/3/14)

ところで、今回表示が修正された小田原駅のホームを見ると、直前まで走っていた185系特急踊り子号(7・10・12・15両編成)の乗車位置が早くも剥がされており、うっすらと残っている様子が観察された。185系の車体がデザインされていたものであり、この状態のものを見ると185系の引退を実感せずにはいられない。

他の停車駅では、足元乗車位置案内はダイヤ改正直後の時点では185系時代のものが残っている駅も多かったが、いずれ置き換わるものと思われる。