今年の3月14日にE261系サフィール踊り子号がデビューして早くも半年が経過した。自粛期間を挟みつつも、デビュー直後や自粛解禁後は土休日を中心に満席となる便も多い状況だ。
サフィール踊り子号は東京(・新宿)⇔伊豆急下田間に1日最大2往復設定されているが、唯一サフィール踊り子号同士がすれ違うのが、伊豆急行線内の伊豆高原駅である。14:51頃、上り定期サフィール踊り子2号、下り臨時サフィール踊り子3号or5号の2本が伊豆高原駅に並ぶ。
「並ぶ」と言っても、それぞれ2面3線の伊豆高原駅の1番線(下り3or5号)、3番線(上り2号)と離れた位置に停車する。
真ん中の2番線には上り普通列車熱海行き(伊豆急行8000系)がサフィール踊り子2号を待避するため長時間停車している。伊豆急行線の8000系の普通列車は、伊豆高原駅から北は6両・南は3両で運転されることが多く、伊豆高原駅の増解結を行う場合には原則2番線に停車する。そのような都合上、サフィール踊り子号が隣同士には並ばないことになっている。
定刻通りだと、14:47に下り臨時サフィール踊り子号(平日3号・土休日5号)がまず1番線に到着し、14:50に上りサフィール踊り子2号の3番線到着を待って、14:51にほぼ同時に2本が発車する形になる。
下り側には数分の停車時間があるとはいえ、2本が並ぶ時間自体は一瞬となる。上り2号が到着したら間もなくベルが鳴り、下り・上りそれぞれが伊豆高原駅を発車していく。
