5/30・31の2日間にわたる渋谷駅ホーム並列化工事の影響で、湘南新宿ラインは北側が新宿止まり、南側は横須賀線系統が大崎折り返し、東海道線系統(特快・快速)はほぼ運休となっていた。ただし東海道線の運転本数を維持するため、代わりに品川発着の臨時列車として運転されることになった。日中でも上野東京ライン直通ではなく東海道線内完結の列車が、事実上横浜-品川間の増発列車として運転されたわけである。
特に、元々湘南新宿ラインの特別快速が走っていた時刻(午前上りの平塚始発を除く)には、品川発着の「快速アクティー」が運転された。時刻表6月号などには単に「快速」と掲載されていたので列車名「アクティー」が付いているのは現地で知ったが、実質的に停車駅が同じなので「アクティー」を名乗ることに問題はないし、むしろ湘南新宿ライン快速との区別もつきやすい。
本記事では、あくまで神奈川県内での移動を前提に、本日川崎→横浜移動時に撮影・乗車した品川発着の快速アクティーの写真などを紹介したい。
この週末に運転された「快速アクティー品川行き」は、湘南新宿ライン特別快速の横浜以北が品川行きに置き換わったものである。湘南新宿ライン快速→普通品川発着の列車も含めて川崎駅にとっては完全な増発であり、この2日間は通常の約1.3倍(日中)の列車が停車していたことになる。
この他に定期運転の快速アクティーも通常通り運転されていたが、それらのうち多くは上野東京ライン直通(小金井行きなど)や熱海行きである。今回の臨時列車は、日中にはほぼ運転されなくなった「東海道線内完結の快速アクティー」と言うこともできる。
その快速アクティー品川行きを見送る。この列車では、E231系10両+E233系5両の混結編成で、上り品川寄り先頭がE233系であった。
増発の下り快速アクティーに乗車する少し前に、川崎駅の東海道線発車標を確認した。
上りには湘南新宿ライン快速列車代替の「普通 品川行き」の表示が見られた他、下りアクティーの直前には減便下でも運転されている「特急踊り子13号 伊豆急下田・修善寺行き」の表示があった。
その「踊り子13号」である。踊り子号は臨時列車や一部定期列車が運休となっているが、修善寺方面を併結している2往復は運転されており、東京12:00発の踊り子13号はそれに当たる。
なお川崎駅発車時点で、乗客が全く乗っていない車両も多かったように見えたが、10人弱程度乗車している車両(自由席)も見られた。
臨時快速の品川始発・小田原行きが到着。先ほど見送った品川行きの折り返しであり、先頭10両がE231系、後ろ5両がE233系であった。
「快速アクティー 小田原行き」自体は、通常時でも夕方や土休日夜に見ることができる。
この列車は、増発分で前列車との間隔が狭め・かつ品川始発であるためか、比較的空いていたようである。特に今回乗車した1号車には、他に誰も乗車していなかった。(隣の2号車は10人近く乗客がいたように思う。)
川崎駅を出発してしばらくすると、進行方向左側で相鉄12000系とすれ違った。せっかくなので写真に収めてみたところ、ブレているどころの騒ぎではないものの、光沢の強い12000系の側面に乗車中のE231系が映っているのが確認できた。
表示を直接確認できたわけではないが、上りの相鉄JR直通列車なので本日は「大崎行き」の列車である。(相鉄JR直通の大崎行きについては昨日の記事も参照。)
8分ほどの乗車で横浜駅に到着。東海道線なので6番線停車だが、通常時は同時刻の9番線に特別快速小田原行きが停車している時間である。
渋谷駅工事ダイヤの5/30・31の記録については、近日中に別観点でもう1〜2記事程度出す予定である。