【駅舎外から見える】スーパーやくも塗装が珍しく出雲市駅「1番線」に入線【偶然の重なり?】

40分以上遅れて終点の出雲市駅に入線する381系やくも5号

40分以上遅れて終点の出雲市駅1番線に入線する381系やくも5号
通常は3番線に入線の後一旦回送された後、2番線に入線してやくも20号となるが…

下り特急やくも号は、終点出雲市駅で基本的には3番線(4番線)に入線した上で回送され、(日中は・多くの場合は)約1時間後に上り2番線に入線した上で岡山駅に向けて折り返していく。

現在のダイヤでは例外として、臨時やくも16号・13号の運転日に限り3号→16号、13号→26号が出雲市駅2番線で直接(約20〜30分で)折り返す形となっているほか、朝の(通常のゆったりやくも塗装で運転される)やくも10号のみ定期で1番線発となっているようだ。

先日(3月中の平日)、スーパーやくも復刻塗装のやくも5号が定刻12:08着から47分ほど遅れて出雲市駅に到着した際、通常とは異なり上り1番線に到着し、そのまま数十分後にやくも20号として折り返し岡山に向けて出発した。通常はこの列車も3番線着・一旦回送・(13時台に)2番線入線の流れであり、また遅延が長引いた影響でこの間に2番線の方を発着する列車も無かった*1ものの、この日は1番線に入線した。

土休日や一部日程であれば観光列車の快速「あめつち」号が1番線で折り返す時間帯でもあるが、この日は平日のど真ん中だったため1番線が空いており、このような対応になったものと思われる。

この位置・このアングルでスーパーやくも塗装が見られるのは稀…?
この位置・このアングルでスーパーやくも塗装が見られるのは稀…?
この位置・このアングルでスーパーやくも塗装が見られるのは稀…?

出雲市駅の正面玄関側に停車するスーパーやくも塗装編成 当時でも珍しかったのでは?

出雲市駅の正面玄関側に停車するスーパーやくも塗装編成
当時でも珍しかったのでは?

さて、1番線にある程度長い編成の列車が入線した場合、駅舎外、具体的には出雲市駅の正面玄関と言える北口側から、停車中の車両を眺めることができる。スーパーやくも塗装編成のように6両編成であれば、パノラマ側1両と反対側の頭部のみが見える程度となっている。

スーパーやくも」運転当時は、運転時分の影響からか、通常の「やくも」は出雲市駅で直接折り返すことが多かった一方で「スーパーやくも」は一旦西出雲方面に回送されることも多く、当時から1番線入線はやや珍しかったのではないかと思われる*2

なお今年度のダイヤでどうなるかはまだ分からないが、臨時列車のサンライズ出雲92号(出発前)やサンライズ出雲91号(到着時)は1番線発着のため、7両編成のサンライズ号を駅舎外から見られるかもしれない。

やくも20号が通常とは違い1番線発車、下りには遅延中の普通列車も

やくも20号が通常とは違い1番線発車、下りには遅延中の普通列車

3番線には特急やくも7号が到着 通常はスーパーやくも塗装の編成と横並びになる

3番線には特急やくも7号が到着
通常はスーパーやくも塗装の編成と横並びになる

出雲市駅「1番線」を出発した特急やくも20号岡山行き

出雲市駅「1番線」を出発した特急やくも20号岡山行き

13:31、やくも20号は定刻で、いつもとは違うホームから岡山に向けて出発していった。

出雲市駅1番線と米子方面を往来するとき、分岐のカーブを2回通ることになる。

*1:12:34発やくも18号、12:42発普通米子行きが存在するため、やくも5号が回復運転をした場合には2番線到着だとバッティングしてしまう、というのも確かである。

*2:しばらくすると、パノラマ車両自体が固定で紫色なのを除けば緑色・紫色の編成は大いに混結するようになったので、そこまで珍しい事象でもなかった可能性はあるが。