本日2020年6月6日(土)、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅が開業した。銀座線「虎ノ門」駅との乗換駅にも設定され、都心での移動経路の選択肢が増えた。
現地に赴くのは時勢もあり混雑を避けるため少なくとも今週末は控えることにしたが、本記事では神奈川県内の身近な範囲で目にした虎ノ門ヒルズ駅開業に関する案内等を、少しではあるが紹介したい。
神奈川県内から東京メトロ日比谷線へは、2013年の副都心線直通前は直通運転が行われていた。現在も中目黒駅で対面(改札内)乗り換えが可能という側面もあってか、東急東横線の各駅から日比谷線各駅への連絡切符を購入することができ、駅ごとの金額が券売機上の運賃表に掲載されている。虎ノ門ヒルズ駅も日比谷線の駅なので、他社線連絡の運賃表の路線図にその名前が現れたというわけだ。
なおこの路線図を見るに、東京メトロで中目黒駅から虎ノ門ヒルズ駅まで行くと、ちょうど初乗り運賃の次の値段区分となることがわかる。ただし東急東横線方面からの場合、各種経路検索サービス等も用いながら調べた限り、IC運賃の場合には(渋谷経由で計算されるためか)メトロ部分が初乗り運賃で済むため、東急線内の中目黒・渋谷までの距離(値段)次第では、券売機表示より30円ほど安くなるケースもあるようだ。
また、東急目黒線を走る東京メトロ9000系の列車に乗車したところ、「THライナー2020.6.6運行開始」の案内広告が掲示されていた。朝の上りTHライナー(恵比寿行き)に限れば虎ノ門ヒルズ駅にも停車するため、この案内にも「虎ノ門ヒルズ」が記載されていた。この案内は事前に(おそらく緊急事態宣言下から)掲示されており、事前に虎ノ門ヒルズ駅開業を実感することのできる記載でもあった。
虎ノ門ヒルズ駅とは直接関係ないが、同じく本日より東京メトロで乗換可能となった銀座線・丸の内線・日比谷線の「銀座」駅と有楽町線の「銀座一丁目」駅の記載について、東横線にも有楽町線にも乗り入れる車両内の路線図で確認できた。
なお本日確認できた範囲では、どちらかというと本日の改正(他にも馬車道駅の副駅名「横浜市役所」が追加されているか、など)に関する路線図に置き換わっていない車内案内の方が多かったように思う。東横線内を走る東京メトロ7000系にも乗車したが、自分が乗車した編成においては、車内に掲示されている東京メトロ路線図はまだ「虎ノ門ヒルズ」駅が存在していないバージョンのものだった。
開業前の差し替えが難しい掲示でもあるので本日時点でのこの状況は理解でき、今後徐々に置き換えられていくであろうと思われる。
本日、東京メトロ日比谷線はもちろんのこと、THライナーの直通する東武スカイツリーライン(伊勢崎線)、また関連する線区として東武アーバンパークライン(野田線)、東京メトロ半蔵門線、東急田園都市線・大井町線のダイヤ改正が行われた。自分の活動範囲から遠いので、同じ神奈川県内でも今回は田園都市線方面には行っていないが、もしかしたらそちらの方では虎ノ門ヒルズ駅開業に関する他の案内があったかもしれない。
6/7追記