先日約2週間ぶりにJR武蔵小杉駅を利用したところ、横須賀線ホーム中ほど(横須賀線15両のグリーン車停止位置・待合室付近)のグリーン券売機横に、クレジットカード専用の特急指定券券売機が設置されているのを発見した。
当日出発分の成田エクスプレス・踊り子号の指定席を購入できる他、えきねっと予約の受け取りが可能である。座席未指定券を座席指定の指定券に変更することも可能なようだ。
外出自粛要請の出始めた3月末以降はほとんど鉄道を利用しておらず横須賀線ホームにもほとんど来ていなかったので、いつ頃設置されたのか正確には分からないが、おそらく4月下旬に設置されたものと思われる。
なぜ武蔵小杉駅の横須賀線ホームに(クレジットカード専用とはいえ)券売機が設置されたのか。おそらくだが、相鉄・JR直通線の開業によりJRの特急券等を購入することのできない羽沢横浜国大駅や相鉄線内からこのホームに直接来ることが出来るようになったため、相鉄方面から成田空港へ向かう際に一旦武蔵小杉で改札外に出なくても特急券が購入できるようにするのが目的と思われる。
なお注釈を見る限り、この券売機では自分で座席を指定することはできず、サフィール踊り子号のプレミアムグリーン・グリーン個室もこの券売機では予約・発行できないようだ。また、横浜・大船方面に向かう成田エクスプレスや、上り18:37発・池袋行きの踊り子18号(この時点では運休前)は、利用を想定されていないためか直接は購入できないようである。
もっとも、時勢の影響で成田エクスプレス号や踊り子号はほとんど利用されない状況である。現に先週の時点で土休日運転の臨時踊り子1号、5月に入って日中の多くの成田エクスプレス号が運休となり、GW明け5/7からは上り定期の踊り子18号が運休となる予定で、さらに6月以降はサフィール踊り子5号の運転も中止になる可能性がある。
この券売機が本来の活用をされるような状況に戻るのを願うばかりだ。