デビュー早々GW明けに運休となってしまったが、1ヶ月半の時を経て運転再開となる
昨日2020年6月11日、JR東日本横浜支社より「特急「踊り子」号の運転計画と指定席発売の開始について」というプレスリリースが発表された。また伊豆急行からは「運行計画の一部変更について（６/２５～）」および「新型コロナウイルスの影響による運行計画（ダイヤ）の変更について(PDF)」が発表された。
これらの要点をまとめ直すと以下の通り。
- 6/25(木)より「踊り子7・15・4・18号」が運転再開。これにより定期列車の「踊り子」号がすべて運転される。再開列車の指定券発売は6/18(木)から。
- 同じく6/25(木)より伊豆急線内の一部普通列車が運転再開。これにより、伊豆急線内では夜時間帯の一部を除いて踊り子号含めた全定期列車が運転されることに。
- 7月以降運転予定の臨時列車「踊り子」「サフィール踊り子」の運転は現時点では未定。
「踊り子7・15・4・18号」というのは、プレス内で「リニューアル車両で運転」と表記されていることからも分かるように、E257系充当列車である。そのうち踊り子15・4・18号に関しては、スーパービュー踊り子号の後継スジで停車駅が少なく、また現在の踊り子号の定期列車の範囲では最も早いor遅い時間帯に走る列車でもあった。また18号は、上り唯一の新宿方面行き列車である。
先々月の記事でも取り上げたように、これらの列車はゴールデンウィーク明け5/7(木)より定期列車であるにもかかわらず運休となっていた。それが7週間ぶりに運転再開となるわけである。緊急事態宣言解除後の6月に入ってから運休となった臨時列車「サフィール踊り子3・5・4号」よりも早い運転再開となった。
踊り子4号の折り返し運用となっている
緊急事態宣言明けの週末に横浜駅付近などを走る踊り子号を何本か眺めたが、踊り子号は空いてこそいれど乗客は0でない程度には戻ってきており、全国的に県外移動が一段と緩和される6/19(金)以降はより一層復活してくるものと思われる。またJR CYBER STATIONやえきねっとで簡単に確認した限り、1ヶ月以内の週末では既にサフィール踊り子1・2号の残席状況が△や×となっているケースも見られた。そういった意味でも、まず6/25(木)というタイミングでの定期踊り子号(2往復)復活は妥当な方向性であろう。
また現時点では運転再開時期は未定となっているが、週5(+多客期毎日)運転のサフィール踊り子3・5・4号、土休日運転の踊り子号、連休やお盆などの多客期にのみ運転予定の踊り子号も、情勢次第だが今後徐々に運転再開・運転日発表などが行われていくと思われる。
なお夏季に運転予定の臨時踊り子号は、一応時刻表6月号には元々の運転予定日と共に掲載されている。ここでは詳しい言及は避けるが、E257系充当の多客期のみ運転の踊り子号は(GWとほぼ同様に)存在しているようだ。185系からの置き換えが進みつつあることが少しでも感じられると共に、実際に運転されるような状況になっていくことを信じたい。
