地上ホーム時代の東横線渋谷駅の写真いくつか

ここ10年ほどの渋谷駅は、再開発と合わせて大胆なホーム移設が繰り返されている。直近では年末年始の工事により東京メトロ銀座線のホームが移設され、また同じく2020年には埼京線湘南新宿ラインのホームが移動し山手線のホームと並ぶ予定である。

そんな変わりつつある渋谷駅のホームの中でもとりわけインパクトが大きく、また利用客への影響も大きかったのが、2013年3月15日(金)の東急東横線地上ホーム廃止(そして翌日より地下化・東京メトロ副都心線との直通運転開始)だろう。

本記事では、地上ホーム時代を懐かしむため、2004年〜2013年の間に東横線渋谷駅地上ホームで撮影したを何枚か掲載してみたい。

みなとみらい線直通開始前の東横線各停桜木町行き8013F(2004/1/11)

みなとみらい線直通開始前の東横線各停桜木町行き8013F(2004/1/11)

渋谷駅の地下化よりも9年早く、横浜駅地下化・横浜-桜木町間廃止・横浜高速鉄道みなとみらい線直通開始というイベントがあった。渋谷駅の地上ホームで行き先として「桜木町」を見ることが出来たのは、2004年1月30日までであった。

なお写真の8000系は、2008年1月に東横線から引退している。

渋谷駅に到着した東横特急渋谷行きY511F(2007/4/29)

渋谷駅に到着した東横特急渋谷行きY511F(2007/4/29)

みなとみらい線直通開始後は、横浜高速鉄道Y500系も渋谷駅地上ホームに乗り入れるようになった。Y500系のように8両編成の「特急渋谷行き」は、副都心線直通開始後は原則として見られなくなっている。

ホーム代官山寄りから撮影した東横特急元町・中華街行き9008F(2007/12/8)

ホーム代官山寄りから撮影した東横特急元町・中華街行き9008F(2007/12/8)

地上ホーム時代の渋谷駅の特徴は何と言っても「頭端式ホーム」であり、また1番線を除き線路両側にホーム(片方は降車専用)があるということだった。

代官山寄りはホームが狭くなっており、また屋根がなく周りの風景が見える場所でもあった。 

直通前に地上ホームに停車するメトロ車の通勤特急元町・中華街行き7120F(2013/2/5)

直通前に地上ホームに停車するメトロ車の通勤特急元町・中華街行き7120F(2013/2/5)

直通運転開始直前には、東京メトロの車両が東横線を走行していた。

夜間停泊をなるべく元住吉検車区とするためか平日08K運行など特定の運用に就く機会が多く、夕方の通勤特急・急行として見られる機会も多かった。

直通前に地上ホームに停車するメトロ車の通勤特急元町・中華街行き10104F(2012/9/7)

直通前に地上ホームに停車するメトロ車の通勤特急元町・中華街行き10104F(2012/9/7)

渋谷駅地上ホームをはじめとして、東横線内は直通開始前は最大8両編成しか停車できなかった。そのため、メトロ10000系が8両編成で運転するという珍しい光景も見られた。

9000系の東横線ラストランとなった各停武蔵小杉行き9010F(2013/3/15)

9000系東横線ラストランとなった各停武蔵小杉行き9010F(2013/3/15)

副都心線へは地下鉄直通対応車しか乗り入れることができないため、9000系東横線から引退(大井町線へ転属)することになった。

直通運転前の最終日、9000系2編成が朝のうちに入庫する運用に就き、東横線から勇退した。

おまけ:副都心線相互直通開始直前、ホーム改札寄りに設置されたのるるん(2013/1/16)

おまけ:副都心線相互直通開始直前、ホーム改札寄りに設置されたのるるん(2013/1/16)