東京メトロ7000系(営団7000系)といえば、元々は有楽町線のみを走る車両であり、帯の色はは黄色であった。
今は有楽町線だけでなく副都心線も走り、さらに東武東上線、西武池袋線、東急東横線などにも乗り入れている。そして東横線に乗り入れるようになる頃には、全車両の帯が副都心線のカラーである茶色となっている。
過去に撮影した写真を眺めていたところ、2枚ほど黄色帯の7000系の写真を発見したので、本記事で紹介しつつ適当に語ってみたい。
有楽町線のラインカラーは黄色であり、その意味でも東京メトロ車の黄色い列車が有楽町線を走っていたのは当然な話ではある。ただ、東武や西武の車両も乗り入れるようになり、次第にメトロ車が見られる頻度は下がっていった。
また、このいかにも「地下鉄」な車両が「快速 飯能」という優等列車かつ比較的長距離の運転を行っているというのが、何とも違和感なりロマンなりを感じるところである。
現在この編成は帯の色を茶色に変えながらも、10両編成のまま各路線で活躍している。(個人的におそらく東横線内でも乗車したことがある。)
もう1枚、西武池袋線沿線*1を走る写真を撮影していた。乗り入れ先の屋外を走る地下鉄車両(特に上り列車)は、まさに「相互直通運転」を感じさせる列車である。黄色いラインカラーの列車が、同じく黄色い車両の多い(多かった?)西武線に乗り入れていた、という事実もまた面白い。
なおこの編成は2010年にインドネシアに譲渡された7000系4編成のうち1編成だが、2013年には現地で事故・廃車という悲しい結末を迎えている。